休館日 | 月曜日 ただし5月2日(月)開館 |
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開館時間 | 午前10時‐午後5時 (入場は午後4時半まで) 会期中の夜間開館はございません。 |
入場料 | 一般1000円、学生800円 *中学生以下は無料 |
会場 | 根津美術館 展示室1・2 |
根津美術館を象徴する作品のひとつ、国宝「燕子花図屏風」。明るい金地を背景に、濃淡の青と緑のみによって描かれた花々が、計算しつくされた造形的韻律を奏でながら、しかし堂々と、はつらつとした息吹を放っています。18世紀の初頭に、尾形光琳(1658?1716)が生みだした、日本絵画史を代表する作品です。
「燕子花図屏風」は、一見、燕子花の群生を華麗に描きだした草花図と見えますが、その発想源は、平安時代の歌物語『伊勢物語』の第九段、東国に下る途中の主人公が、燕子花の名所である三河国の八橋で、都にのこしてきた妻を想って和歌を詠じる場面にあると考えられています。
このたびの展覧会では、「燕子花図屏風」を中心に、館蔵品の中から、和歌と密接に結びついた作品や古典文学を題材とした物語絵、江戸時代の草花図を厳選し、展観します。
絵画と文学、そして自然の交歓に、ひととき心を遊ばせていただけると幸いです。
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