銹絵染付金彩絵替土器皿さびえそめつけきんさいえがわりどきざら 尾形乾山(おがたけんざん)作 日本・江戸時代 17~18世紀 5枚 高2.4cm 径16.0cm~16.5cm [40672] 鉄分の多い土で、轆轤(ろくろ)を使わずに手で成型した皿である。おそらく乾山は、他窯で作られた皿を購入し、これに白土を掛け、鉄絵の具と呉州(ごす)で文様を描き、釉を掛け、焼成したものと考えられる。釉が掛かり損なった部分の白土は、年月を経て剥落が激しいのが、それを物語っている。皿には、四季折々の自然を切り取って描かれ、金彩が施されている。白土は裏にも一部ほどこされ、そこに「乾山」の銘が闊達な筆致で記されている。