青磁筒花生 銘 大内筒せいじつつはないけ めい おおうちつつ 龍泉窯(りゅうせんよう) 中国・南宋時代 12世紀 1口 高18.3cm 口径8.0cm 底径6.6cm [40347] 筒形の瓶は、口部で僅かに開いている。薄く成型された胴には青磁釉がたっぷりと施され、裾へ薄く流れている。砧(きぬた)青磁の名品として名高いものである。裏側には口縁下に孔が開けられていて、鐶(かん)を付けると掛花生として使えるようになっている。銘の「大内筒」は、周防大内家に伝わったためとされている。この花生に添っている袋に用いられた薄茶地桐唐草文金襴は、大内桐金襴とも言われている。