展覧会
概要
| 会期 | 2026年10月24日(土)~11月23日(月・祝) | |
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| 休館日 | 毎週月曜日 ただし11月23日(月・祝)は開館 | |
| 開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで) | |
| 入館料 | オンライン日時指定予約 一般 1600円 学生(大学生以上)700円 *障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、高校生以下は無料 *当日券は上記料金に一律200円プラスとなります。 *学生料金の適用ならびに高校生以下の無料入館の際は、学生証の提示が必要です。 |
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| 会場 | 根津美術館 展示室1・2 | |
5世紀よりもたらされ始めた外来の楽や舞を取り込みながら、独自の発展を遂げた日本の古典芸能・雅楽。そのうち舞を伴うのが舞楽です。その装束は、舞の担い手である宮廷武官の制服を華やかに変化させたもので、曲の由来により中国系の左方は赤、朝鮮半島系の右方は青を基調色としました。
舞楽は宮廷のみならず有力な寺社でも盛んにおこなわれ、高野山の鎮守社である天野社(丹生都比売〈にうつひめ〉神社)伝来の装束には、14~15世紀の染織技術を駆使した魅力的なデザインの作例が残されています。応仁の乱(1467~77)に端を発する戦国の混乱により雅楽は大打撃を受けますが、朝廷や権力者によって復興、やがて統制されます。それにつれて装束も、宮廷ならびに東西の主要寺社では共通性の高いデザインに収斂していきます。この様子を、悠久の舞楽の伝統を今に受け継ぐ大阪・四天王寺の装束、そして約40年ぶりに公開される栃木・輪王寺蔵の優品などを通じてご覧いただきます。
時を超えて今日まで守り伝えられた舞楽を彩る装束の美をご堪能ください。
展示作品
主な展示作品のご紹介です。
- 重要文化財
水干 薄紅地薔薇反橋模様
薄紅色の地に優雅な曲線を描く折枝風の薔薇と反橋を、背面全体に刺繡であらわした水干。一具で伝わる括袴の墨書より、享徳3年(1454)に執り行われた一切経会に際して、試楽(予行練習)のために調進されたことが知られる。
- 重要文化財
太平楽 装束一式のうち袍
大阪・四天王寺の舞楽は、同寺と深いかかわりを持つ天王寺楽所の楽人によって古くから行われてきた。天正4年(1576)、四天王寺は兵火により焼失し舞楽用具も失われるが、豊臣家による寄進によって再興された。聖徳太子の御霊を慰める聖霊会などの法要で現在も奏され続けている。なかでも舞楽「太平楽」は、聖霊会の法要の部の終わりを告げる舞として欠かせない演目で、その装束には甲冑や武器など10を超えるアイテムが含まれる。
- 重要文化財
迦陵頻 袍 赤地小鳥花模様(左)
迦陵頻 袍 萌黄地小鳥花模様(右)
栃木・輪王寺の舞楽装束は、三代将軍徳川家光によって寛永13年(1636)の徳川家康二十一回忌祭礼にあわせて調進された。
子どもによる舞楽「迦陵頻」には小鳥文と花文を刺繡した専用の装束が用いられる。左方の舞であるため通常は赤い袍を着用するが、輪王寺には赤と青の袍が伝えられている点が珍しい。
舞楽図巻(部分)
安倍季英筆
巻末に記された応永15年の紀年銘により、中世に遡る数少ない成立年代の明らかな作品。着色による詳細な描写は、当時の装束の様相を今に伝える。
本作は「教言卿記」に登場する、栂尾宮義仁法親王が所蔵の舞絵を楽人の安倍季英に写させたものと推測されている。
同時開催展
2026年10月24日から11月23日まで開催されるテーマ展示のご紹介です。
展示室2
舞楽装束
―受け継がれる染織の美―
展示室1の高野山天野社、四天王寺の舞楽装束に続き、輪王寺の装束をご覧いただきます。
- 染織
- 重要文化財
青海波 袍・下襲
展示室3
仏教美術の魅力
―日本の小金銅仏と仏具―
小金銅仏とともに、仏像が表された銅製の仏具もあわせてご覧ください。
- 彫刻
観音菩薩立像
展示室5
白描の美
墨の細線を主とする白描画。中世以前の仏教図像や絵巻の下絵、近世のやまと絵、さらに近代画まで、静謐なモノクロームの美をご覧に入れます。
- 絵画
源氏物語画帖のうち 「賢木」
伝 住吉具慶筆
展示室6
開炉
―冬を迎える―
11月、茶室では炉を開き、冬を迎えるために席中を一新します。一年の節目となる祝儀の茶会にふさわしく、格式高い茶道具を取り合せます。
- 金工