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企画展

香合百花繚乱

2018年2月22日(木)~3月31日(土)

香合百花繚乱 画像

概要

会期 2018年2月22日(木)~3月31日(土)
休館日 月曜日
開館時間 午前10時‐午後5時
(入館は午後4時30分まで)
入館料 一般1100円、学生[高校生以上]800円
*20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
会場 根津美術館 展示室1

「香合」は、「香」を入れる蓋付きの容器のこと。茶の湯の道具のなかでも特に人気の高いものです。

初期の香合は唐物漆器(からものしっき)でしたが、茶の湯の流行に従い、黄瀬戸や志野など国内で作られた最新のやきものや、蒔絵の古い箱、さらに螺鈿(らでん)・染付・青磁などの新しい唐物も使われるようになります。素材は漆からやきものまで多岐にわたり、形状も丸・角だけではなく、動物や楽器などバラエティーに富みます。香合ほど種類が豊富な茶道具は他にありません。

このたびの展覧会では香合約170点を展示し、その世界が花開いていく様子をご覧いただきます。茶席を彩る小さな香合の愛らしい姿をお楽しみください。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。 出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

  • 陶磁

交趾大亀香合 漳州窯

  • 施釉陶器
  • 中国・明時代 17世紀
  • 根津美術館蔵

交趾(こうち)焼は中国福建省漳州(ふっけんしょう しょうしゅう)付近で生産された低火度焼成による三彩。動物や植物をあらわした合子(ごうす=蓋の付いた小さい容器のこと)が、日本では香合として賞玩された。中でも大亀は特に人気が高い。少し上を見上げた顔に、丸い大きな目と十文字に刻まれた口が愛らしい。

  • 漆工

菊蒔絵香合 木胎漆塗

  • 紙本金地着色
  • 日本・桃山時代 15-16世紀
  • 根津美術館蔵

手箱の中に収められていた薫物箱。歯黒箱や白粉箱と共に、16世紀末期より茶の湯の香合として転用された。合口に錫などの金属で作られた縁が施されていることから、錫縁(すずふち)香合とも呼ばれる。蓋表には金蒔絵で菊花があらわされている。

  • 漆工

堆黒屈輪文香合

  • 木胎漆塗
  • 中国・元時代 14世紀
  • 根津美術館蔵

何層にも塗り重ねた漆を彫って文様をあらわす彫漆の香合。渦状の文様は、日本では屈輪文と呼ばれる。彫り口にカラフルな色漆の層が見える。

  • 陶磁

黄瀬戸宝珠香合 美濃

  • 施釉陶器
  • 日本・桃山時代 16世紀
  • 根津美術館蔵

ふっくらとした姿と、油揚手(あぶらげで)と呼ばれる乾いた風合いの釉薬によって、黄瀬戸香合の名品として知られる。頂部に打たれた胆礬(たんばん=硫酸銅からできる鉱物の1種)が鮮やかな緑色に発色している。

  • 陶磁

色絵ぶりぶり香合
野々村仁清作

  • 施釉陶器
  • 日本・江戸時代 17世紀
  • 根津美術館蔵

六面体の細長い形は、振々毬杖(ぶりぶりぎっちょう)と呼ばれる遊戯で用いる木製の槌(つち)を象ったもの。松竹梅や鶴亀・宝珠など吉祥文が色絵で描かれている。

  • 陶磁

鰐口形香合
伝楽宗入作

  • 施釉陶器
  • 日本・江戸時代 17-18世紀
  • 根津美術館蔵

鰐口(わにぐち)は仏堂正面に吊り下げられる仏具で、中央を打って音を出す。紐を通す鈕や、響鳴のために設けられる下半の開口部も再現されている。

  • 陶磁

染付横唄香合
永楽保全作

  • 施釉陶器
  • 日本・江戸時代 19世紀
  • 根津美術館蔵

中国景徳鎮窯産の古染付横唄(よこばい)香合を、幕末の京都の陶工・永楽保全が写して作ったもの。古染付や交趾は人気が高く、日本各地の窯で写しが作られた。

  • 漆工

朱漆香合

  • 竹胎漆塗
  • 日本・江戸時代 17-19世紀
  • 根津美術館蔵

黒漆の上に朱漆を重ねた根来塗(ねごろぬり)。平らな円形の合子(ごうす)は一文字形と呼ばれ、唐物漆器の影響を受けたもの。胴部の割れは金属の鎹(かすがい)で留めている。

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