- 特別展
燕子花図と夏秋渓流図 - 2017年4月12日(水)〜5月14日(日)
休館日 | 月曜日 ただし5月1日(月)は開館 |
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開館時間 | 午前10時‐午後5時 (入館は午後4時30分まで) 【夜間開館】5/9〜5/14 午後7時まで開館 (入館は午後6時30分まで) |
入場料 | 一般1300円、学生[高校生以上]1000円 *20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料 |
会場 | 根津美術館 展示室1・2 |
尾形光琳(1658〜1716)による国宝「燕子花図屏風」と、鈴木其一(1796〜1858)による「夏秋渓流図屏風」という、琳派の二大傑作を同時にご覧いただく展覧会です。
無背景に燕子花のみを描く「燕子花図屏風」は、衣裳デザインのようでありながら溌剌とした生気を放っています。対して「夏秋渓流図屏風」は、渓流の流れる檜(ひのき)の林に山百合や桜紅葉が彩りを添える一見何気ない情景に、どこか非現実的な感覚を湛えています。しかし二つの作品には、モチーフの律動感や金地に青や緑が映える色彩などの点で、相通じるものも見出されます。
このたびの展覧会では、琳派の金屏風の数々にあわせ、其一が活躍した19世紀前半から、20世紀初頭までに制作された作品を展示します。
主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。
- 燕子花図屏風 尾形光琳筆
- 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
- 総金地の6曲1双屏風に、濃淡の群青と緑青のみによって鮮烈に描きだされた燕子花の群生。左右隻の対照も計算しつつ、リズミカルに配置されている。『伊勢物語』第9段、燕子花の名所である八橋の場面に想を得たとされる。
- 夏秋渓流図屏風 鈴木其一筆
- 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
- 渓流の流れる檜の林。右隻は山百合の咲く夏景、左隻は桜の葉が紅に染まる秋景に表される。群青と金泥による渓流のアメーバのような描写、増殖するような苔の表現、真横向きにとまる蝉などが、非現実的な感覚を画面に与える。
- 高尾大夫・吉原通船図 歌川広重筆
- 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
- 歌川広重(1797〜1858)は其一と同時代を生きた画家。本作品は、山形の天童藩が御用金を調達した商人に下賜かしするため広重に発注した肉筆画のひとつ。
- 不忍蓮・枯野牧童図 渡辺省亭筆
- 日本・ 明治〜大正時代 19〜20世紀
- 渡辺省亭(1852~1918)はパリで印象派の画家たちと交流した日本画家。卓越したデッサンに基づく瀟洒ながら機知に富んだ画面構成を得意とした。
- 2017年5月13日(土)
- 講演会「其一と光琳 ―受け継がれる革新―」
- 2017年4月18日(火)
- モーニングレクチャー
- 2017年4月28日(金)
- モーニングレクチャー
- 2017年5月9日(火)
- イブニングレクチャー