- 中国・北斎~隋時代 6世紀
- 1口
- 高36.5cm 口径16.0cm 底径15.7cm
- [41360]
低く捻(ね)りかえした玉縁(たまぶち)状の口縁をもつ壺には、総体に緑釉が施され、張りのある胴部の中央に大小の文様が貼り付けられている。連珠文(れんじゅもん)で取りまいた8つの大きな突起のある花状の文様を四方に貼り、さらにハープを手にした天女やハート形を逆さにしたようなパルメット文などを貼り付けている。それらは凹凸のある華やかな文様で、どこか西方的な雰囲気を持つものである。近年、中国でも山西省や河北省の唐墓から貼花文壺の出土が報告されているので、北斉から唐時代頃まで作られていたことがわかる。