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愛染明王坐像

  • 重要文化財

愛染明王坐像
あいぜんみょうおうざぞう

  • 日本・鎌倉時代 13~14世紀
  • 絹本着色 1幅
  • 縦123.8cm 横95.0cm
  • [10003]

宝瓶(ほうびょう)の上に月輪(がちりん)が乗り、その中に蓮華座に坐す三目六臂(さんもくろっぴ)の愛染明王像を表す。愛欲や煩悩がそのまま悟りであることを表す愛染明王の像容は、金剛智訳『瑜祇経(ゆぎきょう)』巻上「愛染王品」に基づく。赤色忿怒(ふんぬ)の相が巧みに表わされ、体部と六手との間に安定したバランスを示す本図は、鎌倉時代の愛染明王像の優品にかぞえられる。月輪の左右上方に後醍醐天皇(在位1318?39)の宸筆(しんぴつ)と伝える偈文(げもん)が墨書されるが、画像の制作時期は鎌倉時代末期よりさかのぼるとみられる。

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