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無量義経・観普賢経


  • 無量義経(巻頭)

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  • 国宝

無量義経・観普賢経
むりょうぎきょう・かんふげんきょう

  • 日本・平安時代 11世紀
  • 彩箋墨書 2巻
  • 無量義経 縦25.2cm 長927.9cm
    観普賢経 縦25.4cm 長845.8cm
  • [00284/00205]

平安時代後期には、美しい染紙や金銀を使用したいわゆる装飾経が数多く作られたが、なかでも写経功徳を説く『法華経(ほけきょう)』がもっとも多い。しばしば『法華経』は、序論というべき『無量義経』(開経(かいきょう))と結びの『観普賢経』(結経(けっきょう))を加えた「法華三部経」として書写された。この2巻ももとは『法華経』と一具であったと考えられる。濃淡の褐色の染紙(そめがみ)を交互に継ぎ合わせて金砂子(きんすなご)を散らした料紙に、金泥(きんでい)で界(罫)を引き、墨で経文を書写した、このような写経は「色紙経」とよばれる。温雅な和様の書風は11世紀の写経を代表する名筆といえる。両巻はそれぞれ別々の伝来経路をたどり、当館で再会を果たした。

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