- 特別展
動物礼讃
大英博物館から双羊尊がやってきた! - 2015年1月10日(土)~2月22日(日)
休館日 | 月曜日 ただし1月12日(月・祝)は開館し、翌日休館 |
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開館時間 | 午前10時‐午後5時 (入館は午後4時30分まで) |
入場料 | 一般1200円、学生[高校生以上]1000円 *中学生以下は無料 *特別展「誰が袖図」の会期中(2014年11月23日〜12月23日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。 |
会場 | 根津美術館 展示室1・2 |
未年にちなみ、羊をはじめとする動物モチーフを扱った絵画・工芸の作品約70件をご覧いただく特別展「動物礼讃 ―大英博物館から双羊尊がやってきた!」を開催いたします。
テーマは4つ。最初は、大英博物館や京都・泉屋博古館が所蔵する中国古代の青銅器の名品です。続いて、神仏に仕える霊獣たちを表わす仏教絵画、権威や吉祥の動物がテーマとなった水墨画や屏風絵、最後は茶会や日常生活の場に用いる品々を飾る愛らしい動物たちが並びます。動物に対する畏怖や憧れ、身近な動物の愛らしさなど、多様な造形をお楽しみください。
主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。
- 双羊尊
- 中国・おそらく湖南省 紀元前13〜11世紀 根津美術館蔵
- 筒状の器の両脇に羊を表わす形は、古代中国の彜器(いき=神や祖先をまつる儀式に用いる器)のなかでも希少な作例。制作地や時期など、今なお多くの謎を秘める。
- 双羊尊
- 中国・おそらく湖南省 紀元前13〜11世紀 大英博物館蔵
- 現存するのは、根津美術館と、この大英博物館の所蔵する2点のみ。2つの作品の微妙な違いは、何を意味するのだろうか。
- 虎卣
- 中国・西周時代 紀元前11世紀 京都・泉屋博古館蔵
- 虎が人を抱きかかえる様子を表わした卣(ゆう=釣手のある器)。神虎が、邪鬼を食べようとする、あるいは人間を守る、との説がある。
- 十二因縁絵巻
- 日本・鎌倉時代 13世紀 根津美術館蔵
- 仏教が説く12の苦悩を、折咤王が12の羅刹(鬼)を次々に退治する物語で説明する。羅刹の情けない顔やユーモラスな表情の動物たちが楽しい。
- 花鳥図(右隻) 芸愛筆
- 日本・室町時代 15~16世紀 根津美術館蔵
- 鷹に追われ芦の茂みに身を隠す白鷺、枝に羽を休める鷹―鳥たちの営みと色鮮やかな花葉を描く本図には、不思議な雰囲気が漂う。
- 黄瀬戸獅子香炉
- 日本・桃山時代 16~17世紀 根津美術館蔵
- 手をあわせた猿のような抓をつけた蓋に、身は大きく口を開けた獅子を象ったユーモラスな香炉。
- 2015年1月18日
- 講演会1「双羊尊 ―殷時代における揚子江流域の青銅器製作―」
- 2015年1月31日
- 講演会2「中国古代青銅器の動物意匠 ―双羊尊を中心に―」
- 2015年1月23日
- スライドレクチャー
- 2015年2月6日
- スライドレクチャー