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新創開館5周年記念特別展
名画を切り、名器を継ぐ
美術にみる愛蔵のかたち
2014年9月20日(土)~11月3日(月・祝)
名画を切り、名器を継ぐ
休館日 月曜日 ただし10月13日(月・祝)は開館し、翌日休館
開館時間 午前10時‐午後5時
(入館は午後4時30分まで)
入場料 一般1200円、学生[高校生以上]1000円
*中学生以下は無料
*特別展「涼風献上」の会期中(2014年7月26日〜9月7日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1・2

今日私たちが目にしている古美術品は、長い年月を人から人へと受け継がれてきました。その間、経年変化や、所有した人あるいは時代の好みにより、切断されて新たに表装された絵巻や古筆、破損して補修された茶道具など、制作時と形を変えたものが少なくありません。それらは、私たちが今日当たり前のように享受している鑑賞スタイルや作品のあり方、美しさの感じ方にひとかたならぬ影響を与えています。
本展は、将軍や茶人をはじめとする所有者たちによる改変が、どれほどの深い愛情と驚くほどの創造力をもって行なわれたかを、国宝4件、重要文化財35件を含む約100件の名品によって知る機会といたします。
チラシ(二つ折り)のダウンロードはこちらから。おもて/なか

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

絵画重要美術品
佐竹本三十六歌仙絵 斎宮女御
日本・鎌倉時代 13世紀 個人蔵
秋田佐竹侯に伝来したことから佐竹本と呼ばれる現存最古の三十六歌仙絵の断簡。2巻では高額すぎて値がつかず、大正8年(1919)に巻物を各歌仙ごとに切断した。佐竹本で唯一背景を伴う華麗なこの図には最高値が付けられ、最終的には実業家茶人として名高い益田鈍翁(1848-1938)が手に入れた。(9/20-10/13、10/28-11/3展示)
書蹟重要文化財
石山切 伊勢集 伝藤原公任筆
日本・平安時代 12世紀 東京・梅澤記念館蔵
本願寺本三十六人家集のうちの「伊勢集」と「貫之集・下」の2帖を、昭和4年にページごとに分割し、財界人らに売却して、西本願寺が女子大学創設のための資金とした。なかでもこの断簡は、書と料紙装飾の技術の高さを示す名幅である。
絵画国宝
瀟湘八景図 漁村夕照 牧谿筆
中国・南宋時代 13世紀 根津美術館蔵
足利将軍家に所蔵されていた牧谿の大小2軸の瀟湘八景図巻のうち、4図が現存する大軸の1図。足利義満(1358~1408)の所蔵を示す「道有」印が捺される。名画の切断はこの頃から始まった。(9/20-10/19展示)
絵画
平治物語絵巻 六波羅合戦巻断簡
日本・鎌倉時代 13世紀 個人蔵
「三条殿夜討巻」(ボストン美術館蔵)などと同じセットとして制作された「六波羅合戦巻」の断簡。この巻の絵は、破損した1巻から切り取ったと推定される14図の小画面しか現存しない。洋画家・安井曽太郎旧蔵の1幅。(9/20-10/13展示)
陶磁
大井戸茶碗 銘 須弥(別銘 十文字)
朝鮮・朝鮮時代 16世紀 東京・三井記念美術館蔵
茶碗を十文字に切り、寸法を縮めて漆で継いた茶碗。茶碗としては大きすぎたために行なったのであろうか。寸法へのこだわりが感じられると同時に、改変されてなお見所がある茶碗である。古田織部の所持と伝わる。
陶磁
志野茶碗 銘 もも
日本・桃山時代 16世紀/昭和11年(1936) 個人蔵
益田鈍翁の90歳の記念に贈られた。割れた桃山時代の志野茶碗に、同時代の異なる志野茶碗の陶片を組み入れた「呼び継ぎ(よびつぎ)」の茶碗。大胆で巧みな金継ぎが見どころになっている。
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