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木竹

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経帙

経帙
きょうちつ

  • 神護寺(じんごじ)伝来
  • 日本・平安時代 12世紀
  • 竹・絹 1枚
  • 縦31.4cm 横40.6cm
  • [60005]

文治元年(1185)、鳥羽上皇の勅願を受け継いだ後白河法皇は「紺紙金字一切経」を神護寺に寄進した。経巻は十巻ごとに経帙に包まれていたという。現存する経帙の中でも神護寺伝来のものは有名で、神護寺に残る経帙には久安5年(1149)の墨書があり、縁の錦と裏地の綾も同じころの作と考えられている。黒染めの竹の簀子を数種の色糸で飾り編みし、その下には紙に雲母を敷いている。縁は紅地に唐花、菱、鳥を織り出した錦で、組紐が付き、帙の二角と巻き緒の付け根には蝶をかたどった金銅製金具がつく。全体に褪色が見られるものの、平安後期の優美な姿を今に伝えている。

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