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青磁鶏口壺

青磁鶏口壺
せいじけいこうこ

  • 越州窯(えっしゅうよう)
  • 中国・東晋時代 4世紀
  • 1口
  • 高21.2cm 口径10.0cm 底径11.3cm
  • [41275]

肩に鶏首を付け注口とした壺は、天鶏壺(てんけいこ)ともいわれ、中国浙江省の越州窯で三国末から両晋時代にあらわれた新しい器種である。大きな盤状の口部とふっくらと丸みのある胴部、鶏の頭の丁寧な作行きなどは、東晋時代の興寧2年(364)銘のある壺に近く、制作年代もその頃と考えられる。越州窯の青磁は、その初期には暗緑色や黄味を帯びている。これに鉄斑(てつはん)を点じたものもあり、この壺にも口縁や鶏の頭に鉄斑が見られる。10世紀頃には「秘色」ともいわれる美しい青磁として完成し、我が国へも将来され「ひそく」として知られていた。

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