HOME > コレクション > 彫刻 > 如来立像



- 中国・北斉時代 6世紀
- 石造(白大理石) 1躯
- 総高291.3cm
- [20070]
中国北部、河北省の曲陽や定県では、北魏時代以来、白玉像とよばれる白大理石の仏像が盛んに制作された。その多くは小像であるが、本像は、北斉時代末期より大型化する白玉像の一例であり、左右の肘先を失うものの、台座までを完備する作例として重要である。大ぶりの頭部は下膨れで、切れ長の眼とわずかに笑みを浮かべた唇が独特な表情をつくる。体部に流れるような曲線をえがく大衣(だいえ)の表現が美しい。