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十二因縁絵巻

  • 重要文化財

十二因縁絵巻
じゅうにいんねんえまき

  • 日本・鎌倉時代 13世紀
  • 紙本着色・墨書 1巻
  • 縦26.8cm 長679.6cm
  • [10364]

十二因縁は、現実の人生の苦悩の原因を、順に12段階をたてて説明したもの。この絵巻は、『無明羅刹集(むみょうらせつしゅう)』という経典の上巻にある説話にもとづき、折た王(せったおう)が羅刹(鬼)にたとえられた12の因縁(老死(ろうし)・生(しょう)・有(う)・取(しゅ)・愛(あい)・受(じゅ)・触(そく)・六処(ろくしょ)・名色(みょうしき)・識(しき)・行(ぎょう)・無明(むみょう))を次々にたずね、ついに苦悩の根本である無明羅刹を降伏(ごうぶく)させる(図版)という内容を絵解きしたものである。詞書(ことばがき)は、淡墨で引かれた罫の中に漢文で書かれ、片仮名の訓点が付される。絵は闊達な描線と淡い彩色が特徴で、筆者には絵仏師などが想定される。

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