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終了コレクション展
物語をえがく
王朝文学からお伽草子まで
2015年11月14日(土)〜12月23日(水・祝)
物語をえがく
休館日 月曜日 ただし11/23(月・祝)は開館し、翌11/24(火)は休館
開館時間 午前10時‐午後5時
(入館は午後4時30分まで)
入場料 一般1000円、学生[高校生以上]800円
*中学生以下は無料
*創立75周年記念特別展「根津青山の至宝」の会期中(2015年9月19日〜11月3日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1・2

 物語は、古くから絵に描かれ、楽しまれました。たとえば、伊勢物語の存在がはじめて文献上に知られるのは源氏物語のなかですが、そこにおいて伊勢物語はすでに絵巻として登場します。もちろん源氏物語も、成立後まもなく絵に描かれ始めたと考えられています。また、中世まではもっぱら絵巻や冊子、色紙といった小画面に描かれた物語絵は、近世になると大画面の屏風にも描かれるようになり、物語が室内を彩りました。
 このたびの展覧会では、伊勢や源氏の王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、そして酒呑童子をはじめとするお伽草子まで、さまざまな物語を描いた多彩な形式の絵画作品を集めます。晩秋のひとときを、物語と絵とともにお過ごしください。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

絵画
源氏物語図屏風 住吉具慶筆
日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
右隻は「若菜上」巻に語られる源氏40歳の祝いの場面、左隻は「若菜下」巻で源氏が紫の上とともに住吉を詣でる場面。柏木と女三の宮の密通によって物語が暗転する直前の源氏の幸せを華やかに描きだしている。
絵画
曾我物語図屏風
日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
曾我物語は、曾我十郎・五郎の兄弟による仇討ちを題材とした軍記物語の人気作。右隻は、源頼朝が行った富士山麓での狩に兄弟が紛れ込んだ場面を描いている。
絵画
平家物語画帖
日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
平家物語は、平家一門の栄枯盛衰をつづった物語。120面におよぶ小さな扇面に、多彩なエピソードが細密に描きだされている。
絵画
蛙草紙絵巻 伝土佐光信筆
日本・室町時代 16世紀 根津美術館蔵
貧しい男が長者の家の床下に閉じ込められていた蛙を助け、蛙の怨念のため病に伏していたその家の娘の婿になるというお伽草子の絵巻。