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終了特別展
燕子花図と藤花図
光琳、応挙 美を競う
2014年4月19日(土)~5月18日(日)
燕子花図と藤花図
休館日 月曜日 ただし5月5日(月・祝)開館
開館時間 午前10時‐午後5時
(入館は午後4時30分まで)
【夜間開館】
5月13日(火)?18日(日)
午後7時まで開館
(入館は午後6時30分まで)
入場料 一般1200円、学生[高校生以上]1000円
*中学生以下は無料
*特別展「清麿」の会期中(2014年2月26日?4月6日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1・2

国宝「燕子花図屏風」の季節が、今年もやってきます。このたびは、尾形光琳の筆になる「燕子花図屏風」を、それからおよそ70年後、同じ京都で円山応挙が描いた「藤花図屏風」とともに展示し、美を競わせる趣向です。衣裳文様にも通じるデザインを、上質な絵具をふんだんに用いてあらわした「燕子花図屏風」と、対象の細やかな観察と高度で斬新な技法が融合した「藤花図屏風」。対照的な美を誇る2点の作品を中心に、琳派の金屏風の数々、さらには応挙にはじまる円山四条派の作品を加えて、近世絵画の魅力をご堪能いただきます。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

国宝 燕子花図屏風 尾形光琳筆
日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
金地に青と緑のみであらわされた燕子花の群生が鮮やかに目に映る。左右隻の構図のバランスも絶妙である。『伊勢物語』第9段、燕子花の名所であった三河国の八橋の情景。
重要文化財 藤花図?風 円山応挙筆
日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵
一筆で濃淡をあらわす「付立て」による幹や枝、あるいは、青と紫、白の絵具を塗り重ねた、まるで印象派を思わせる花の描写など、写生画派の祖・円山応挙の技巧が冴え渡る作品。
四季草花図?風 伊年印
日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
70種類以上もの草花や野菜を描いた金屏風。俵屋宗達の工房で制作されたこうした華麗な草花図屏風は、「燕子花図屏風」や「藤花図屏風」にとって重要な前史となった。
重要美術品 花鳥図襖 山口素絢筆(左)/松村景文筆(右)
日本・江戸時代 文化10年(1813) 根津美術館蔵
円山派の山口素絢と、四条派の松村景文の合作になる襖絵。京都の町家を飾っていたのだろう。応挙にもとづく、写生に瀟酒な装飾美を加味した画風は、江戸後期の京都画壇を席巻した。