根津美術館

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終了コレクション展
国宝燕子花図屏風
〈琳派〉の競演
2013年4月20日(土)~5月19日(日)
コレクション展 国宝燕子花図屏風
休館日 月曜日 ただし4月29日(月・祝)ならびに5月6日(月・祝)開館、7日(火)休館
開館時間 午前10時‐午後5時
(入場は午後4時半まで)
【時間延長】
4月27日(土)?5月6日(日)
午前10時‐午後7時
(入場は午後6時半まで)
入場料 一般1000円、学生[高校生以上]800円
*中学生以下は無料
*コレクション展「遠州・不昧の美意識」の会期中(2013年2月23日?4月7日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1・2

国宝「燕子花図屏風」は、江戸時代半ばの元禄年間に、尾形光琳(一六五八?一七一六)が生み出した日本の絵画史を代表する作品のひとつです。
当館の絵画コレクションには、この「燕子花図屏風」をはじめ、いわゆる琳派の作品が多くふくまれますが、そこには奇しくも、「燕子花図屏風」の前史ともいうべき作品、あるいは「燕子花図屏風」の制作に関連のある光琳画が揃っています。また、光琳以降の琳派の作品にも優品が少なくありません。
このたびの展覧会では、こうした琳派作品とともに、琳派の影響をうけた同時代の作品もあわせて展観して、近世の豊穣な絵画世界の一端をご堪能いただきます。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

絵画国宝
燕子花図屏風 尾形光琳筆 左隻
日本・江戸時代 18世紀
総金地の大画面いっぱいに、青と緑の絵具のみを使って、堂々と描き出された燕子花の群れ。シンプルながら、圧倒的な存在感を放っている。
絵画
四季草花図屏風 「伊年」印 右隻
日本・江戸時代 17世紀
江戸時代はじめには珍しかった種をふくむ60種類以上もの草花を描く。金地が透けて見える彩色が新しい。俵屋宗達の工房で制作された屏風である。
絵画
浮舟図屏風 
日本・江戸時代 17世紀
源氏物語、匂宮が浮舟を連れて宇治川を渡る場面を描く。長谷川派の作かと考えられるが、引き延ばされた舟の表現は宗達の源氏絵をもとにしている。
絵画
夏秋渓流図屏風 鈴木其一筆 右隻
日本・江戸時代 19世紀
右隻は山百合の咲く夏の景色、左隻は桜の葉が紅葉する秋の景色を描く。右隻の檜にはセミが1匹とまっている。江戸琳派の画家・鈴木其一の代表作。