根津美術館

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終了コレクション展
応挙の藤花図と近世の屏風
2012年7月28日(土)~8月26日(日)
コレクション展 応挙の藤花図と近世の屏風
休館日 月曜日
開館時間 午前10時‐午後5時
(入場は午後4時半まで)
入場料 一般1000円、学生[高校生以上]800円
*中学生以下は無料
会場 根津美術館 展示室1・2

根津美術館の近世絵画コレクションは、屏風絵の宝庫です。そのひとつ、円山応挙(1733~95)の筆になる重要文化財「藤花図屏風」は、一筆で対象のもつ立体感をあらわす「付立て」による幹や、赤紫や群青、白の顔料を印象派さながらに重ね合わせ、複雑な色合いとボリュームを表現する花房など、応挙の写生画風の真骨頂を示す作品です。本展では、この「藤花図屏風」を中心に、修理後初公開となる俵屋宗達工房の優品「草花図屏風」をふくめ、魅力あふれる屏風絵の数々をご覧いただきます。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

絵画重要文化財
藤花図屏風 円山応挙筆
日本・江戸時代 安永7年(1776)
「付立て」は一気呵成の筆遣いが魅力ですが、ここでは幹や枝の重なりは巧妙にさけられ、あらかじめ構図を周到にイメージしてから作画されたとわかります。
絵画
草花図屏風 伊年印
日本・江戸時代 17世紀
このたび初公開される作品。春から夏にかけての草花を、情趣的な構成と墨調を生かした色感によって優美に描きだしています。俵屋宗達の工房で制作された草花図の優品です。
絵画重要美術品
赤壁図屏風 長沢芦雪筆
日本・江戸時代 18世紀
長沢芦雪は、応挙門下でありながら、奇抜な構成や奔放な筆致で異彩を放った画家。中国の景勝地・赤壁に遊ぶ蘇軾らの様子を描く本作品にも、その個性が発揮されています。
絵画
花鳥図屏風 椿椿山筆
日本・江戸時代 嘉永5年(1852)
右隻には桃、柳とそこに飛遊する四羽の燕、左隻には梅樹に芦雁などを配した屏風。江戸で活躍した文人画家・椿椿山は、水墨に彩色を効果的に加え、爽やかな画面をつくっています。