瀬戸丸壺茶入 銘 相坂せとまるつぼちゃいれ めい おおさか 瀬戸(せと) 日本・南北朝~室町時代 15世紀 1口 高6.4cm 口径2.5cm 底径2.9cm [40001] 相坂の銘の由来は、茶入に添えられた江月(こうげつ)和尚筆の「相坂之記」に、遠州が『古今和歌集』雑下の読みひとしらずの歌「相坂のあらしの風はさむけれど 行ゑしらねはわひつつそぬる」によって命銘したとある。唐物(からもの)の丸壺茶入を写したもので、釉景色は変化に富んでいる。替蓋、仕覆(しふく)、盆などが揃う充実した道具組を持つ茶入である。