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終了コレクション展
和歌を愛でる
2014年1月9日(木)~2月16日(日)
和歌を愛でる
休館日 月曜日 ただし1月13日(月・祝)は開館し、翌14日(火)休館
開館時間 午前10時‐午後5時
(入場は午後4時半まで)
入場料 一般1000円、学生[高校生以上]800円
*中学生以下は無料
*特別展「井戸茶碗」の会期中(2013年11月2日?12月15日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1・2

季節の移ろいや心の微妙なありようを、31文字に託して詠んだ和歌は、日本美術と密接な関わりをもち、さまざまなジャンルで造形化されてきました。人々は和歌を詠み、流麗な手跡で文字に表し、また、絵画や工芸に表現された意匠から和歌を読み解き、茶道具には歌銘を付して新たな価値を見出してきたのです。
本展では、館蔵品の古筆、屏風絵、蒔絵の硯箱、茶道具など和歌にちなんだ名品を厳選し、重要文化財9件を含む30件余を展示いたします。なお「扇面歌意画巻」は修理後初のお披露目であり、展覧会で100図すべてを公開する初めての機会となります。平安時代から江戸時代にわたる、和歌と日本美術のさまざまな結びつきの姿をお楽しみください。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

絵画
吉野龍田図屏風
日本・江戸時代 17世紀
爛漫(らんまん)の桜に埋もれる春の吉野と、錦?(きんしゅう)の紅葉に染まる秋の龍田川を画面いっぱいに描いて一双とする、まことに華麗な屏風である。枝に結ばれ翻る、あるいは水に流され漂う短冊には、『古今和歌集』および『玉葉和歌集』におさめられた吉野と龍田、桜と紅葉の名所を詠んだ和歌が書されている。日本では古来、風景は和歌とともに愛でられた。
絵画
扇面歌意画巻
日本・江戸時代 16世紀
和歌100首と、各歌を連想させる扇面画を100図描いた、いわゆる「扇の草子(そうし)」と称されるもの。和歌の意味内容を絵画で表現した歌絵は平安時代に流行しており、扇の草子もこの伝統に連なる作品である。
漆工重要文化財
花白河蒔絵硯箱
日本・室町時代 16世紀 根津美術館蔵
蓋表に満開の桜の下に佇む烏帽子(えぼし)狩衣(かりぎぬ)姿の公達が描かれ、桜の幹から土坡に「花・白・河」の3文字が葦手(あしで)の手法であらわされている。それによって『新古今和歌集』巻16、飛鳥井雅経(あすかいまさつね)の歌「なれなれてみしはなこりの春そとも なとしら河の花の下かけ」の歌意による意匠であることが暗示されている。
陶磁重要文化財
鼠志野茶碗 銘 山の端
日本・桃山時代 16?17世紀 根津美術館蔵
箱の蓋には「五月雨は晴れんとやする山端に かゝれる雲のうす(薄)くなりゆく」の和歌が記されている。この茶碗は鬼板(鉄泥)を化粧掛けし、文様の部分を削り、薄く白濁釉を掛けている。それを山の尾根の薄い雲に見立てた銘であろう。
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