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終了コレクション展
平家物語画帖
諸行無常のミニアチュール
2012年9月8日(土)~10月21日(日)
コレクション展 平家物語画帖
休館日 月曜日 ただし9月17日(月・祝)開館、翌18日(火)休館/10月8日(月・祝)開館、翌9日(火)休館
【臨時休館】10月11日(木)
開館時間 午前10時‐午後5時
(入場は午後4時半まで)
入場料 一般1000円、学生[高校生以上]800円
*中学生以下は無料
*コレクション展「応挙の藤花図と近世の屏風」の会期中(2012年7月28日?8月26日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1

『平家物語』は、平家一門の盛衰を語る軍記物語の最高傑作です。13世紀半ばごろまでには成立していたと推定され、その後、長く読み継がれ、語り継がれてきました。『平家物語』の合戦場面を描いた屏風や、物語を典拠とした謡曲や浄瑠璃が少なくないなど、その後の文芸に与えた影響ははかりしれません。
この展覧会では、『平家物語』を120図の扇形の紙に絵画化した「平家物語画帖」(上中下・3帖)を前後期(前期9/8?9/30、後期10/2?10/21)で全画面紹介するほか、「源平合戦図屏風」や『平家物語』に取材した刀装具など関連作品10件余を展示いたします。

展示作品

主な展示作品のご紹介です。出品リスト(PDF)のダウンロードはこちらから。

絵画
平家物語画帖
3帖 日本・江戸時代 17-18世紀
絵画
平家物語画帖
3帖 日本・江戸時代 17-18世紀
場面紹介
陶磁器 鱸の事
熊野詣(くまのもうで)の帰りに、清盛(きよもり)の船に鱸(すずき)が飛び込んだ。昔、中国・周の武王(ぶおう)の船に白魚(はくぎょ)が躍り込んで戦勝した吉例にちなみ、家の子郎党たちにそれを食わせたところ、自身も子孫も速やかに栄達したという。
陶磁器 橋合戦の事
以仁王(もちひとおう)と源頼政が率いた三井寺軍が陣取る平等院に平家の軍勢が押し寄せる。三間ほど橋板をはずしてあった宇治橋を挟んでの合戦で、一来法師(いちらいほうし)は狭い橋桁(はしげた)を進み、前にいた浄妙房(じょうみょうぼう)を飛び越えて平家軍に立ち向かったが、あえなく討死した。
陶磁器 小督の事
高倉天皇の寵愛(ちょうあい)を受けていた小督(こごう)は、清盛に引き離されて嵯峨野(さがの)に隠れる。帝の命によって探索に出た源仲国(みなもとのなかくに)は、琴の音をたよりに、ついに小督の住まいを訪ねあてる。
陶磁器 宇治川先陣の事
名馬「生ずき」(いけずき)に乗る佐々木高綱(ささきたかつな)と、「する墨」(するすみ)にまたがった梶原景季(かじわらかげすえ)との先陣争い。佐々木が、先を行く梶原に、馬の腹帯(はるび)がゆるんでいると声をかけているところを描く。腹帯を締めなおしている間に佐々木がまんまと先陣をとる。
陶磁器 敦盛最期の事
沖の船に向かう平敦盛(たいらのあつもり)を、扇をかざして呼び返す熊谷直実(くまがいなおざね)を描く定形の図様。組み敷いてみればわが子と同年輩の美少年ゆえ、これを助けようとするが、押し寄せる味方の手前、熊谷は泣く泣く敦盛の頸(くび)をかく。
陶磁器 那須与一
屋島(やしま)の戦いの最中、竿(さお)の先に立てた扇を射落としてみよとの平家軍の挑発に答えて、義経(よしつね)軍の弓の名手那須与一(なすのよいち)がみごと矢を命中させたところを描く。「扇は空へぞあがりける。春風に一もみ二もみもまれて、うみへさつとぞちつたりける」と本文にはある。
陶磁器 先帝御入水の事
平知盛(たいらのとももり)によって平家軍の敗戦を知らされた二位殿(にいどの)〈清盛の妻時子〉は、孫の安徳(あんとく)天皇を抱き、「なみのうらにも都のさぶらふぞ」となぐさめて入水する。
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