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嵯峨山蒔絵硯箱

  • 重要文化財

嵯峨山蒔絵硯箱
さがやままきえすずりばこ

  • 日本・室町時代 15~16世紀
  • 1合
  • 高5.3cm 奥行27.3cm 幅24.0cm
  • [50002]

総体を黒漆塗りとし、蓋表の左方に大小の大太鼓(だだいこ)を大胆に配した硯箱である。蓋裏は梨子地(なしじ)に金研出(きんとぎだし)蒔絵と高(たか)蒔絵で遠景に山の端に月がかかる様子をあらわし、近景の流水の汀に建つ殿舎(でんしゃ)の端近には琴が置かれている。さらに蓋裏と身の懸子(かけご)には「嵯・峨」「乃」「御幸(みゆき)」「絶にし」「千代」の字が葦手(あしで)で散らされており、『後撰和歌集(ごせんわかしゅう)』巻第15、雑歌1、在原行平(ありわらのゆきひら)朝臣の「さがの山みゆき絶にし芦川の 千世のふる道跡はありけり」をあらわしたものである。

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